誰もが状況を把握できないまま、ただ驚きと困惑の表情を浮かべている清風…。
その空気を、真っ先に破りに入ったのは陽太郎だった。
「…ちょ、ちょっと、シブヤさん…!?いきなり何言ってんの…!?キヨちゃんが、いったい何したっていうんだよ…!?」
両手を広げて、オーバーに清風をかくまおうとする陽太郎…。
すると渋谷は何も言わずに、怒りからか、ようやく気付いた恥ずかしさからか、…おそらく両方だろう、顔を真っ赤にしてプルプル震えたまま、隣の自分の席からカバンを掴み上げると、ガンッ!と机にぶつかりながら教室を出ていってしまった…。
つまり、午後の授業はお出にならずにお帰りになるということですね。
