放課後、私は気分が晴れないまま、部活に向かおうとした。
「ユウ、今日も部活行くんでしょ?じゃ、私帰るから、また明日ね~!」
「うん、バイバイ…!」
…ヒカリには、そのことを話せなかった。
ただの思い過ごしかもしれないし、それに言ってしまったら、本気で悩み始めてしまうような気がして…。
職員室に、美術室の鍵を取りに行き、私は今日も誰もいない美術室へとやってきた。
どうせすぐに家に帰っても、別にやることなんてないし…。
私は一つため息をつくと、描きかけの絵や道具を取り出してきて、ボ~っとした頭でそれに向かった。
