日曜日の夜。


パジャマに着替えて、もういつでも寝られる状態になっていたものの、まだちっとも眠くならなかったオレは、ベッドの上で仰向けになりながら天井を見つめていた。




…キヨちゃんの発表会から数日が経ったけれど、オレは今でも、カゼアヤさんやカザミネさんの言っていた言葉を思い出しては、その意味が気になっていた…。



『そうやって、どんどん遠くへ離れていくのよ…。私から』



『ただの嫉妬だけだったら、ラクなんだけどね…』




…どういうことなんだろう。


カゼアヤさんのキヨちゃんへの気持ちは、ただの嫉妬ではない…?


他に、キヨちゃんに辛く当たる理由は何だろう…。




あぁ~ッ、もうッ!!


考えても、わからない!!


余計眠れなくなってきた…!!


オレは、眠くなるまでパソコンでもいじろうかと思い、机の上のパソコンを起動させた…。