「…今まで、みんなの期待に応えられるように、って…、そればっかり考えて、踊ってきた気がするんだ…。もちろん、踊るのは大好きだし、ずっと楽しかったけど…。でも、これからはもっと、自分を見つめて…、自分のために、踊っていきたいなって、思うんだ…。それに…」
「…それに…?」
「…もう、ここから離れたくない。…大ちゃんと、陽ちゃんみたいな友達が出来て、それなのにまたお別れなんて、したくないもの…」
「……」
…お互いのジュースが空になった頃、俺は言った。
「ちょっと足延ばして、電車でも乗らねぇか?」
「…え?」
「でっかいショッピングモールがあるから、そこにでも行ってぶらっとしようぜ」
「…うん!!」
俺たちは、ファーストフード店を出て、駅に向かった。
