渋谷さんの顔を見た彼の顔が、少し強ばる。
すると、渋谷さんと仲の良い、何人かの女の子たちも近付いてきて言った。
「…へぇ~。レイナの元カレって、何股もかけるようなサイテー男だとは聞いてたけど…、まさか、こういう趣味まであったとはねぇ」
「ヤダ~、キモッ!!…レイナ、こんなヤツと別れて正解だったよ」
そう言って、彼を口々に嘲笑う渋谷さんたち…。
…この人が、渋谷さんの彼氏だったのかぁ…!
「…エ、…い、いや、違ッ…!!」
今度は、僕ではなく彼の方が、全身から発火しそうなくらいに、顔が真っ赤になっていた…。
「…シ、シツレイシマシタァァァ~~~ッ…!!」
…そう言って、いたたまれなくなった彼とその友人たちは、逃げるようにして走り去っていったのであった…。
