みんなが事態を見守る中、その人は、まるで状況を飲み込めないといった様子で、パニック状態になっていた…。 「…エ、…あの、…オ、オトコ…?って…、エッ…!?」 少し後ろに控えていた彼の友人たちも、口をポカンと開けたまま固まっている…。 …すると、張り詰めたその場の空気にメスを入れてくれた人がいた。 それは、近くで見ていた、渋谷さんだった…。 渋谷さんは、腕組みをしながら彼の方へ近付くと、軽蔑したような眼差しで彼を見下し、一言つぶやいた。 「…ダサッ…」