すると、何やら少しモジモジした様子の彼らのうちの一人が、「ほら、早く行けよ…」などと言われながら、僕たちの方にゆっくりと歩み寄ってきた。 そして、あろうことかその人は、なぜか僕に話しかけてきたのだ…。 「あ、あのッ…!」 「……?」 首にかけていたタオルで汗を拭っていた僕は、タオルを口元に当てたまま、キョトンとした顔で、彼の方を見た。 周りにいるクラスのみんなも、何だろう?というふうにこちらを見ている…。