すると間もなくして、カザミネさんの携帯電話が鳴った。
純和風なこの場の雰囲気には似付かわしくない、流行りの洋楽の着うただった。
携帯を開き、そっけない声で答えるカザミネさん。
「…あい、何?……何がいいって、んなの適当に、茶とか炭酸とか買ってこいよ。……あ?水が売り切れだ?他の自販機も見たのかよ?……じゃあ見て来いや!!」
そう言うと、パタンと音を立てて携帯を閉じるカザミネさん…。
そのあまりの態度のデカさに、オレたちが呆気にとられていると、カザミネさんはニンマリと笑って言った。
「あ?ゴメンね、ビックリさせちゃって。…あぁ、だぁいじょ~ぶだよ、アイツら、ドMだから!」
…そ、そういう問題カッ…!?
そんなカザミネさんに、キヨちゃんが呆れたように苦笑いを浮かべて言った。
「…もう、風嶺さんったら、本当に人使いが荒いんだから…」
