…そうして、オレたちがキヨちゃんたちとしばらく話をしていると、何やら廊下の方から、楽屋に向かってキャーキャーいう黄色い声が近付いてきた。


…何だろう?と思い、オレは入り口の方を振り返ってみた。


「…ハ~イハイ!わかったから!キミたちの気持ちは十~分伝わってるから!ほれ、ちょっとそこで待ってな!」


…そう言って、楽屋の中に入ってきたのはカザミネさんだった…!


それに続き、三人のお手伝いらしき、見知らぬ男の人たち…。


カザミネさんは、置いてあった自分のカバンをまるごと掴むと、また入り口の方へ行き、そこにドカッと腰を下ろした。