永作先生に続いて、失礼しま~す…、と、少し緊張気味に足を踏み入れた俺たち。
室内を見渡すと、畳の上に正座して、楽屋を訪れた人たちに笑顔でお礼を言っている清風の姿を見つけた。
清風は、もう衣装も鬘もすべて外し、化粧も落として、普通の男ものの浴衣姿となっていた。
…そうして、俺たちの姿に気が付くと、清風はとびっきりの笑顔を向けてこちらにやって来てくれた。
「みんな…!」
「キヨちゃ~んッ…!!」
…数時間越しの再会を喜び、清風に抱きつく陽太郎…。
「…アハハ、陽ちゃん…!みんな、最後まで見ていってくれて、本当にありがとう…!」
「こちらこそッ…!!あんなにスゴい舞台を見せてくれて、ホントありがとうダヨォ~ッ!!」
すっかりはしゃいでいる様子の陽太郎。
…そうして俺たちは、清風を囲んで座り、口々に舞台の感想を言い合った。
