その瞬間、清風はパッと目を見開いて、ちょっとすみません、というように周囲の人の輪を抜けると、長い衣装の裾を持ち上げながら、ちょこちょこと嬉しそうにこちらに向かって歩いてきた。
「…大ちゃん、陽ちゃん…!それに、永作先生と高橋さんも…!!来てくれて、本当にどうもありがとう…!!」
そう言って満面の笑みを浮かべた、間近で見る白塗り化粧の清風は、もとの顔立ちの良さが更に引き立てられているようであった。
切れ長の目元に引かれた黒と赤のライン、スッとした鼻筋に入れられた、一際明るいハイライト、薄いピンク色の頬に、小さな紅い唇の色が、より妖艶で美しいオーラを醸し出していた…。
