大地くんの天気予報



「…な、なに泣いてんだよ、お前…」


「…ダイチィ…、オレ、メチャクチャ感動した…」


そんな陽太郎の顔をのぞき込むようにして見る、優雨と永作先生。


「ヤダ~、田中くんったら、そんなに泣いちゃって~!…でも気持ちはわかる!!私だって、もうホントに感動したもの~ッ!!…さぁさ、じゃあその気持ちを伝えるためにも、早く清風くんのところに行きましょう!ほら、田中くんが立たないと、みんな出られないじゃない…!」


そう言って陽太郎を促しながらも、永作先生もちょっぴり目が潤んでいた…。




「さぁ、行こうぜ、陽太郎」


俺が肩にポンと手をやると、陽太郎は鼻をすすりながらうなずき、立ち上がった。




…次の演目が始まる前に、俺たちはホールを出て、ロビーへと向かった。