「…次、だよな…」 「…ウン、…ツギ、ツギ…!」 …まるで自分たちが踊るとでもいうかのように、カチンコチンになっている私たちがそこにいた…。 そうして少しの時間の後、次の演目を告げるアナウンスが流れた…。 《『長唄 藤娘』…寿々喜風花》 場内の照明が、徐々にすべて落とされていった。 さっきと違い、舞台までもが真っ暗だ。 そんな中、ゆっくりと音が流れ始めた…。