…後半の演目が始まる直前、席に着くなり永作先生がワクワクした様子で言った。
「…さぁ~、ここからは、より本格的な舞台になるわよォ~ッ!」
「より本格的?どんなふうにですか…!?」
陽太郎くんが、身を乗り出して聞いた。
「うん、伯父さんの話だとね、これまで見てきた小曲集とは違って、次の演目からは、一つ一つの舞台が全く違うものになるの!背景の大道具から何から、全部ね…!」
「そ~なんですか!?」
「うん!それに今度は、一つ一つの演目も、20分間ぐらいの長いものになるわよ~!…ちょっと眠くなるかもしれないケド…」
そう言って、永作先生はペロリと舌を出しながら苦笑いした。
「そ、そ~なんだぁッ!!じゃあ、それだけキヨちゃんの踊りもたっぷりと見られるってことですネッ…!!」
陽太郎くんは、目をキラキラさせながらそう言った。
