発表会の前半部分は、そういった短めの踊りで構成された「小曲集」となっており、舞台もその都度、暗転してはまた照らされて、次の踊りが始まるという繰り返しで行われていった。
…その間にも、観客の出入りは常に自由で、自分の知り合いが踊り終えたら席を立って楽屋に会いにいく人や、目的の人の踊りを見るために途中から入ってくる人などもいた。
…そうして、ちょうどお昼時になり、15分の休憩時間が挟まれた。
清風くんが踊る『藤娘』の予定時刻までには、まだだいぶ時間があったけれど、私たちはなるべく多くの踊りを見たくて、その休憩時間にロビーでお弁当をちょこっと食べたり、トイレを済ませたりして、なるべく早めに席に戻った。
