「…私も、すごくワクワクしてきた…!」 …そんなふうに、席に着いた頃にはもう、永作先生という“保護者”に出会えたおかげで、私たちの心細さはすっかり吹っ飛んでしまっていた…。 やがて、開演を告げるアナウンスが流れた。 ホールいっぱいに入った観客たちの喧騒の中、ゆっくりと照明が落とされる。 受付でもらったプログラムを手に、私たちは少し改まったような面持ちになって、正面の舞台を見つめていた。