後援会長である伯父さんとはそこで別れ、私たちは、永作先生と一緒にホールの中へと足を踏み入れた…。
…わぁ、すごい…。
ホールに入ると左側には、歌舞伎で見るのと同じように、長い立派な花道があった。
「なるべく花道の近くに座りましょう!」と言う永作先生に導かれるままに、私たちは、ステージから遠すぎず、近すぎずの、ちょうどいい真ん中あたりの席に腰を下ろした。
「うわ~…、なんかすげぇドキドキしてきた…!!」
「…お前が踊るわけじゃないだろ…!」
四人の一番端っこの、花道側の席に座った陽太郎くんが興奮気味にそう言うと、その隣の大地がツッコンだ。
そして、大地の隣に私、私の隣に永作先生、という順に並んで座った。
