やがて、風嶺さんがようやく手を止めた頃…、僕はまた、聞いてみた。
「…ねぇ、風嶺さん…、僕、髪、切った方がいいかな…?」
「…ん?何で?」
「だって、余計、女の子みたいに見えるから…」
そう言うと、風嶺さんは僕の髪を指でやさしく撫でながら言った。
「…こ~んなキレイなツヤツヤの髪、切っちゃったらもったいないじゃん!…それとも、ホントに切りたいの?」
…僕は、ゆっくりと首を横に振った。
「…ならいいじゃん!風花が、風花の好きなようにしてれば、それでさ…!」
「…うん」
そんな風嶺さんに、僕も微笑み返した…。
