今の絢姉さんが、美しいと思うものすべてが、今の僕にはきっと、汚れたものにしか感じられない。 服から覗く肌も…、明るく染まった髪も…、香水の香りも…、フェイクの長いまつ毛も…、紅い唇の色も…。 そんなもので着飾られた絢姉さんを、僕はちっとも、キレイだなんて思わない。 …返してよ。 僕の絢姉さんを、 返してよ……。