「そっか!!カザミネさんも見れるんだ…!!ヤッター!!楽しみだなぁ~ッ!!」
「…カザミネさん?」
大ちゃんがつぶやいた。
そうだ、大ちゃんは、風嶺さんを知らないんだ…。
…僕が説明する前に、陽ちゃんが興奮しながら、風嶺さんのことを大ちゃんに話した。
「ダイチ!カザミネさんってね、キヨちゃんのイトコのお姉さんでね、次の家元になる人でもあってね、それでもう、すごくボーイッシュで、まるで宝塚の俳優さんみたいにカッコいいんだよッ…!!」
…陽ちゃんは、すっかり風嶺さんのファンになっちゃったみたいだ。
そんな陽ちゃんを見て、僕は笑った。
…陽ちゃんがひと通り話し終えると、黙って聞いていた大ちゃんは言った。
