「ヤッターッ!!楽しみだなぁ~!!…イトシと書いて、藤の花~ッ!!」 「…だから何だよ、それ」 「えぇ~?ダイチも知りたい~?どうしよっかなぁ~?教えてあげよっかなぁ~…?」 「…べ、別にいいし…!」 …そんなふうに、オレがベンチから立ち上がって、二人の目の前ではしゃいでいる時だった。 ふと、キヨちゃんを見ると、さっきまで一緒に笑っていたはずのキヨちゃんが、なんだか急に、凍り付いたような顔になって、真っ直ぐに公園の入り口の方を見つめていた…。