…そうして、いろんな話をしながら歩いていたオレとキヨちゃんは、またまたこの前と同じように、藤棚の公園の前で立ち止まった。
…ダイチ、やっぱりベンチにいた…!
オレはキヨちゃんと顔を見合わせると、お互いニコッと笑って、公園の中に入っていった。
「ダ~イチッ!!」
仰向けに寝転がって目をつぶっているダイチに、オレは声をかけた。
煩わしそうに、細目を開けるダイチ…。
そこへ、キヨちゃんも近付いてきて、言った。
「…ダイちゃん…」
それを聞いた瞬間、ダイチは眉間にシワを寄せて恥ずかしそうに顔を背けると、やがてゆっくりと起き上がった…。
「…またお前らかよ」
そんなダイチを見て、オレとキヨちゃんは笑った。
