…そんな時だった。
《ピンポンパンポーン…》
校内放送を知らせる音が、スピーカーから流れてきた。
《…2年B組、田中陽太郎くん、2年B組、田中陽太郎くん、至急、職員室まで来て下さい…》
「…あッ!!」
それを聞いた陽太郎が飛び上がった。
「いっけねぇ~!オレ、昼休み図書委員会の先生に呼ばれてたんだった…!!キヨちゃんゴメン、オレ、ちょっと行って来るね…!もしかしたらここには戻って来れないかもしれないから、教室でまた会おう!…あッ、ダイチ、キヨちゃんのことイジメちゃダメだからねッ…!!」
「…あ、陽ちゃん…!」
思わず起き上がって清風が声をかけるも、陽太郎は、もうすでに走り出してしまっていた…。
「……」
「……」
