「…私は、大地のことが好きだよ」
「……」
あくまでも真剣な表情で、俺の目を真っ直ぐに見つめてそう告げてきた優雨の言葉に、俺は、どういうリアクションをすればいいかわからなかった。
…急に、そんなこと言われてもなぁ…。
俺は、優雨のこと、どう思ってんだ?
好き…?
いや…、別に、コイツのことをそういうふうに思ったことはない。
じゃあ、嫌い…?
いや、別に嫌いってわけでも…。
返答に困った俺は、とりあえず、何か言わなきゃと思って一言口にした。
「…そ、そりゃどうも」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…