私は、はぁ~、と一つため息をつきながら、美術室の中へ戻ってきた。
「…何だったん?」
特に興味もなさそうに大地に聞かれ、私は何でもないというように答えた。
「…うん、ちょっと、部活のこと…」
…散らばった色鉛筆や、木材の破片なんかを別のケースに移しながら、しばらく無言が続いた…。
「…あ、そうだ、大地」
「あん?」
こっちを見ることもなく、返事をする大地。
「…あのさ、今度、久しぶりに、どっか一緒に遊びに行かない…?」
「…何で?」
「え、いやぁ…、昔は、よく遊んでたじゃん…?だから、久しぶりにどっか行きたいなぁ、って思って…」
