「…私もですけど、風嶺さん、…あなたも、男友達は大勢いらっしゃいますよねぇ?…お仕事がお忙しくて、なかなか帰って来られないのも本当のことでしょうけど…、毎日毎日、たくさんのお友達と朝まで過ごしてらっしゃるんでしょう?」
「…何が言いたい?」
風嶺さんは、より一層声のトーンを低めてそう言った。
「…その、惚れてしまいそうなオトコの仕草…、毎晩いろんなオトモダチから、教わっているんじゃないんですかぁ…?」
「……!」
…次の瞬間、風嶺さんは絢姉さんの服の襟元に掴みかかった。
無表情ながらも、今にも殴りかかりそうに見つめてくる風嶺さんを、それでもなお睨み続ける絢姉さん…。
