「…や、確かにフウカちゃんはまだ未成年だし、フウカちゃんが本当に女の子だったら、こんなの描かれちゃショックだったかもしれないけど…、でも、男の子だしさぁ…。それにこれは、あくまでもアートっていうか…、そのただ、寿々喜風花っていう魅力を絵で表現してみたものっていうか…」
エイサクさんは、僕のことに対する説明を必死になって述べていた。
けれども、今この場で問題なのは、そんなことではなかった。
それはみんな、気付いていた…。
そんな慌てふためくエイサクさんに、母さんが言った。
「…エイサクさん、風花のことは構いません。本人も、それはまったく気にしておりませんから…、ねぇ、風花…」
母さんにそう言われ、僕はうなずいた。
「…は、はい。僕は全然、大丈夫ですから…」
そう…、問題は、僕のことなんかじゃないんだ…。
そして本題に入るように、風嶺さんが言った。
「…で、絢?…アンタが怒ってる理由は何なの?」
それまでずっと立ったまま黙っていた絢姉さんが、震えながら口を開いた…。
