「…そうだ、陽ちゃん。この風嶺さんはね、いろんなところでお仕事してて、あの紅白歌合戦のバックダンサーなんかも務めたりしてるんだよ!…それにほら、さっきみんなで話してた流し目王子、彼の舞台の踊りにも参加したりして……」 …そんなふうに、僕たち三人はベンチに座ってたくさんの話をした。 まるで別世界のような僕たちの話を、陽ちゃんは目をキラキラ輝かせて聞いてくれていた…。 陽ちゃんがそんなふうに喜んでくれるのが、僕もすごく嬉しかった…。