目を覚ますと、規則的な機械音が聞こえてきた。



そして、手に温もりを感じた。



目線を動かすと、涼が私の手を握って、眠っていた。



私は、なんとか起き上がろうとしたが、強い痛みに襲われた。



美「ウッ……。」



涼「美波……?」



美「涼……、ただいま。」



涼「美波!!ちょっと待ってろな。今、医者呼んでくるから。」



涼、ちょっとやつれてたな。


もしかして、ずっと看ててくれたのかな。