「別に。迷ったりしないし、一回行けば覚えてられるし。普段の生活に支障はないし」 「………。 なんだろうな。野々村と話してると、疲れる。理屈が通じなさすぎる」 「そりゃどーも。じゃあ、行ってる」 「あぁ」 「ぜってー、来いよ?」 「わかったから」 「じゃ、失礼しました〜」 プリントの山を抱え、 職員室から出た。