【紘毅】
「好き。紘毅が、好き」
今、なんて言った…?
結希が、俺を好き…?
「結希…」
「好き…」
ギュッと抱きつかれる。
り、理性が…。
てか、返事しねぇと…。
「返事は、いらない。今まで通り、よろしくね。今言ったことは、気にしなくていいからね」
「………は?」
「わかってるよ。紘毅があたしみたいな子供…しかも生徒を、相手になんかしない。って。だから、いらない。あたしは、ただの居候。だもんね?」
おいおいおいおい。
何勘違いしてんだよ。
俺もお前が…。
「俺は、結希が…「お夕飯!!何がいい?」」
おい!! 聞けよ話!!最後まで!!