「………紘毅、あたしね、紘毅に見て欲しいものがあるんだ」
紘毅には隠し事をしたくない。
って。
なぜかふと、そう思った。
紘毅なら、
受け止めて…
受け入れてくれるんじゃないか…
って、思った。
「あぁ」
「目をそらしたいなら、そらしてくれて構わないから」
あたしは、傷つかないから。
慣れてるから。
大丈夫。
あたしは、着ていたTシャツを
脱いだ。
「ゆ!?」
いきなり…紘毅の目の前で
脱いものだから、
紘毅はかなり動揺した。
けど肌が露になった途端、
紘毅から動揺の色は消えた。
そしてゴクリ…と生唾を飲んだ。

