Yシャツを脱いだときだった。 「開けるぞ」 という声がして、ハッとして、 「ちょ、ま…」 慌てて言ったときにはもう、 時既に遅し。 扉は開いて、紘毅が入っていた。 「「…………」」 あたしも紘毅も、 一瞬…フリーズした。 目があったまま、数秒…。 み、見られた…。 終わった…。 あたしの頭には、 試合終了のゴングが鳴り響いた。