【紘毅】 「結希」 「ん? 何?」 家の話が一段落ついた。 出て行くなんて許さねぇ。 自分の感情だけでそう、 言っちまったけど、 よかったのか…? ふと、 そんな疑問が頭に浮かんだが。 これからもよろしくね!!と言った、 結希の笑顔は、本物だったから。 そんな考えはすぐに吹き飛んだ。