あいつは夢を持っていた。
小さい頃からの夢なんだと・・・。


『あたしね、パティシエになるのが夢なんだーだから、留学するの』



そうあいつは言った。

その時の俺はどんな顔をしていた?
泣いていた?笑っていた?怒ってた?


俺は、

君が好きでした。





「・・・・・頑張れ。・・・頑張れ」



涙で前が見えない。
手を伸ばしても、君はもういない




何度も書いた手紙




「う・・・・ぁ。」






俺がポストにいれたのは、
















宛名のないラブレター