〝Happy Birth Day   Arshe and Sara〟

剣とゴールドに挟まれた紙には、きれいな文字でそう書かれていた。

「うっそ…サラ!!サラ!!今日で酒場とおさらばだよ!!もう、嫌いな歌を歌うことも、男たちの色目に悩まされることもない!今日がサラの誕生日だ!!」

それは、丁度200万ベルに相当する、金塊。
なんで彼がそんな大金をもっていたのか、どこにかくしもっていたのか、そんなことはわからない。

だって、そんなことはどうでもいい。


あたしの旅の目的は、今、決まったんだ。