夏の名前



一番後ろの指定された席まで


スタスタと歩いて行くと


「…。」


頬杖をついたまま無言で視線を向けられた。


「よ、よろしくっ。」


緊張して吃ってしまった。


変なヤツって思われたかな…。


半ば心が折れかけてた時だった。


「…よろしく。」


ってささくらくんが呟いた。