チラチラと、俺を見つめる彼を時々見返してみる。 当然、振り返ろうが何しようが目は合わない。 それどころか、頭よりずっと下にしか熱視線を感じない。 ……ああ、本当にいつもと同じだな。 「ケツばっか見てんじゃねえよっ」 思わず呟いてしまった。 そりゃ視線は合わないに決まってる。 「大丈夫です。 調理中は危ないですから触りませんよ」 「調理中じゃなくても触るな!」 何が大丈夫だと言うんだ。 まったく会話がかみ合っていない。