無事、解放された手首。 「……なあ」 満足そうにする益田に、 俺は声をかけた。 「なんですか?」 機嫌が良さそうに、彼は振り返った。 「これで終わりか?」 「終わりですけど」 そしてまた、 携帯を開きながらにやついている。