あ………いた……っ


そこには確かに……

仲良く笑い合っている真耶ちゃんと香山くんの姿があった



よかった……っ

2人共、幸せそうだ…


あの頃の2人は、お互いすぐに照れ合ってたけど、今はもう、好きっていう感情を通り越してる感じがする…



「莉緒ちゃん!?
どうしたの!?」



都さんが少し焦った様子で尋ねてきた



「えっ?
何がですか…?」

「だって莉緒ちゃん……
泣いてるよ?」

「えっ……」



自分で頬に触れてみると、確かに濡れていた


なんで泣いてんだろ……

あ、そうか…



「大丈夫です
ただ……安心したから…
2人が仲良く、幸せにしている姿を見えたから…」

「莉緒ちゃん……」

「ははっ、すいません
急に泣いたりして…っ
それじゃ、早く食べましょう!」



私は明るく切り替えて、ご飯を食べ始めた


都さんと信也さんも、私に合わせて、明るく話し掛けてくれた