信也さんも都さんも……
優しすぎるよ…
2人共、変装する事情とか何も聞かずに協力してくれる
他の人から見たら、たったそれだけ、と思うかもしれない
だけど、何も持っていなかった私には、十分心に響いた…
だから、こんな自分でも……
決して恵まれている訳ではないけど…
いつかは、幸せになれるかと…
願わずにはいられない……
「信也さん!」
「んー、なんだ……って!
ど、どうした!?」
私は信也さんの胸に抱きついた
ふふっ……
ちょっと動揺してるみたい、信也さん
「信也さん、ありがとう!」
私は精一杯の笑顔で、信也さんに向かって、お礼を言った
すると、頭に手を置かれ、優しい顔をしていた
「あっ、コラー!
信也また莉緒ちゃんに手を出そうとしてるのかー!!」
都さんが大声で言うのに対して、信也さんは呆れた目を向けていた
私は信也さんから離れ、都さんにも抱きついてお礼を言った

