いやいやいや、普通気にしますよ


私は思わず溜め息をついてしまった



「なんで溜め息つくんだよ」

「渚くんにはわからないことです」

「なんだよその言い方…」



言い合いをしていると、本鈴がなり、授業が始まった


はぁ〜……

これからどうしよう…

これは本気で呼び出しをくらっちゃうんじゃ…



トントン...


渚くんが私の机を叩いてきた


渚くんの方を見ると、腕を枕代わりにして、私の方に顔を向けていた



「なに?」



小声で渚くんに尋ねた



「もし、莉緒がいじめられたらさ……」

「う、うん…」

「俺が守るから」

「……っ////」



渚くんの顔は真剣だった



「だから、深く考えるなよ」



渚くんは少し微笑んでそう言うと前を向いた


どうしよう………

今超心臓速い……////


今のは反則でしょ…


その時間、私は顔の火照りを冷ますのに必死だった