「気持ち良さそうに寝てたから、起こさないでおいたよ」
「そこは起こしてくださいよー
誰かにノート借りないと…っ」
あーもー……私の馬鹿ー!
皆勤賞狙ってたのに…
「それで、考えはまとまった?」
「えっ……あ…その…
嫌われてるかもしれないけど、とにかく謝ってきます…
向こうがもう私のこと、何とも思ってなくても、私は渚くんのことが…大好きだから…」
私はまっすぐ先生を見ながら言った
目線は先生だけど、私は自分に言い聞かせるかのように言った
「だから……今から行ってき…」
突然、後ろから誰かに抱き締められた
この温もり………私知ってる…
後ろを振り向こうとすると、肩に渚くんの顔があった
「あ……渚くん…その………」
「…………ないだろ」
「え……?」
「嫌いになるはずないだろ…馬鹿」
そう言った渚くんのものすごい小さな声は、しっかりと私に届いた

