新聞部は情報屋さん

「森下嵐です。これからよろしくお願いします。」

何か、変な登場の仕方。
向井って人のせいじゃん。

けれど、皆、
僕を歓迎してくれた。

「よろしくねー」
「ねぇねぇ、嵐君ってー・・・」
「意外にイケメンだよね!」
「よろしくなー森下。」

「皆さん、ちょっと落ち着いて。
森下君の席は・・・。」

「せんせー。私の隣空いてます!」

声がする方へ目を向けた。

「ゲッ・・・。」

僕は誰にも聞こえないように呟いた。
だって、その人は







む か い ・・・。