「―――そう、幸せだよ、ハル」 「え?」 何かおかしいと思った時には、私はソファーの上に押し倒されていた。 「あ、秋?急にどうしたの?」 「僕は春のコト大好きだよ。春は僕のコト好き?」 「好きだよ、もちろん。だからさ、ちょっと落ち着い―――」 「どれくらい?長谷川よりも好き?」 やっぱり根に持ってたのか。 あのスーパーに秋を連れていったことを、今さら後悔する。