夏だというのに、妙に冷たい汗が背中を伝っていく。 やっぱり連れてきたのは失敗だった。 「どうしてそんな奴と会話してるの?ゴミと話す必要なんてないでしょ」 「ゴ、ゴミって・・・別に普通に話してただけだし・・・・・・」 「そっか」 あれ、秋にしてはあっさりと――― 「やっぱりそいつが悪いんだ?」 ―――してるわけじゃなかったんだね。