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散々暴れ回った後、坂本と先輩は『さっさと良くなれよ』とか言って帰って行った。
面会時間もそろそろ終了らしく、席を外していた両親も少しだけ戻ってきてから、『また来るからねー』と言って帰宅。
実の息子が2日間も寝込んでいたというのにこの両親のあっさり感よ……。
銃で撃たれるとか普通ないんだからな……もっと取り乱すんだからな……まあ俺の親だからしょうがないか……。
っていうかウチの親は俺が2重人格(?)ということを知っていたんだろうか。
いや知ってるよな……親もいたところで記憶飛んでたことあったと思うし……。
この能力(?)、上手いことコントロールできたらたぶん俺すげぇ最強なんじゃないかと思うんだけど、どうだろうか。
でもできないんだろうなあ…今までできなかったんだからできないんだろうなあ……。
ため息とともにベッドに寝転ぶ。
左肩が少しだけじくりと痛い。
これ…痕とか…どうなってんだろう……。
……うお…考えると…グロイ……うおえ……。
ナイフで切られた箇所も少し痛む。
もう寝てしまった方がいいんじゃないだろうか。
そう思って瞼を閉じる。
大きく息を吐くと、すうっと落ち着いた。
まだ疲れているのか、傷が癒えてないからキツイのか、すぐに眠気がやってきた。
なんだかいろいろあったな、なんて思ったりしながら意識を手放そうとする。
あー、なんか。
神坂レイに会いたい。


