結論から言おう。
俺は勝ったらしい。
あのSPたちを俺が一人で倒してしまったらしいのだ。
いや嘘だろうと。
どこまでも果てしなく一般ピーポーである俺があのSP(悪)たちを一人で倒しただと……?
HAHAHAミスター坂本それはなんのジョークだい?
というのをリアルで口にした直後に殺されかけた。
やっぱり覚えてなかったのかキサマあれほど言って聞かせていただろうがこの馬鹿いっぺん死んで来いというセリフと共に殺されかけた。
まあ一瞬三途を見たもののなんとか殺されずに済んだので今こうしていられるわけだが。
そんな鬼より恐ろしい坂本の話によれば、どうやら俺はキレると人格が変わるらしいのだ。
なにそれチート?俺チートなんです?
だって考えても見て欲しい。
キレると銃も効かなくなって動きも素早くしなやかになりかつ攻撃力が数百倍はアップする上に厨二台詞を吐くらしいじゃないか。
完璧チートだろ俺…どこのラノベの主人公だよ……。
っつーか厨二病だろ…末期だろ…oh……。
加えて、いつもの人格に戻った時に、その人格になった時の記憶も飛ぶらしい。
厄介だな。と言ったら坂本からわかってんならどうにかしろよと言われたがどうしようもないのでしょうがない。
で、坂本が傷だらけなのは、SP(悪)がくたばってもなお攻撃しようとした俺を止めに入ったのが原因らしい。
え、坂本居たの?と聞くと、まさかキレてるんじゃないかと思って様子を見に行ったら案の定だったよクソ馬鹿。と言われまして大変申し訳なく思っている。
そして謎が解ける。
「……もしかしてガキの頃、何故か坂本が怪我して俺に手当てしろって言ってたのは、俺がキレて止めに入った坂本に怪我させてたからとかそういう話し……」
「ご名答。」
「大ッッ変申し訳ありませんでしたぁあああああッッ!!!!」
ガチで土下座した。


