隣の彼女が厨二病だったんだけど。





「言っておくが、行かないからな。」

「!!!?」

「……えるしってるか、高橋は、わかりやすい。」

「なん……だと……!!」

「どうせ俺を呼んでお隣さんを見てもらおうとかそういう考えでもしていたんだろうが、あいにく俺はお前ほど暇人じゃないからな。高橋の残念な妄想に付き合っている暇などない。」

「高橋翔平は ひんしじょうたいだ! ▼」

「そろそろ入学式が始まる頃だな。行くか。」

「薬草!回復薬!ケ○ル!エ○クサー!もしくはザ○リク!フェニ○クスの尾!」

「ゲーオタ乙。」


いい加減泣けてきた。




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入学式とか、離任式とか、修了式とか始業式とか、卒業式とか。

とにかくそういう式的な何かっていうのが俺は苦手だった。

何故なら。


「……おい。」

「…………」

「高橋。寝るな。」

「…………」

「…………。」


ガンッ!


「いッッ!!!?」


……何故なら、全力で爆睡して、隣に座る坂本に割りと本気で足を蹴られて起きることになるからである。