「――凄いっ」 それ以外言葉が出てこなかった。 「今日でまた体力ついたかなー」 地に両足をついて、自分の腕を触る。 「榛名くん、運動とか得意なの?」 「得意っつーよりは好きの方が正しいかな。 持久走とかはちょっと苦手だけど、球技ならなんでも出来るよ」 「そうなんだ……私なんか体育とかいつも成績悪くて……」 中学のマラソン大会の時も後ろから数えた方が早かった。 ドッヂボールの時には狙われると必ず当たって、最後まで逃げ切れた試しがない。